■法要とは

  仏式での本来の意味は、仏教において釈迦の教えを知るということですが、その後、法要などの仏教行事一般の事をいうようになりました。
  日本では次第に追善供養の事を指すようになり。その後一般的に死者を弔う儀式を指すようになりました。神式での法要は「霊祭」といい、
  キリスト式では「追悼ミサ」「記念祭」といわれています。

 
 ■亡くなってからの日数
  百ヶ日忌までの日単位の法要の場合
  亡くなった日を含めて数えるのが一般的です。※地域によっては、亡くなった日の前日から数える場合もあります。
 
 ■年忌法要の場合
  一周忌は亡くなってから満1年目ですが、一周忌の翌年に営まれるのが三回忌で、これから3年目を迎えるという意味で三回忌と言います。
  ※例:三回忌は満2年、七回忌は満6年
 
  その他の法要
   毎年の個人の命日(祥月命日)・お彼岸(春と秋)・お盆(7月・8月)などに、年忌法要に関係なく、個人や先祖を供養します。
 
  忌中と喪中の期間
   忌中
    一般的には、亡くなった日から忌明け(四十九日)までを「忌中」と言います。
   喪中
    一般的には、一周忌までの期間を喪中といい、一周忌を終えると喪の期間もしゅうりょうします。
 
 ■四十九日までにしておくこと(忌明け法要)
  1、本位牌の準備
   葬儀の時に使った白木の位牌は、忌明け法要時に本位牌に取り替えます。本位牌には、戒名や命日を書き入れるため、
   早めに準備しておく必要があります。※浄土真宗では位牌を用いないため、法名軸を用意します。
  2、仏壇・仏具の準備
   自宅に仏壇がない場合は、忌明けまでに用意します。仏具は宗派によって異なります。また、すでに仏壇がある場合は、
   きれいに掃除・点検をしておきましょう。
  3、料理・引き出物の準備
   特にきまりはありませんが、参列者の出欠を確認し法要後のお料理、引き出物の手配をします。
 
 ■年忌法要の準備
  1、日時を決める
   法要を営む側、お寺さんや来ていただく方にも予定を考慮し早めに決めます。
  2、法要の規模を決める
   お客様の何人・場所・引き出物・お寺さんへのお布施・お供え物など。
  3、案内状を出す
   特に書式が決まっているわけではありません。心をこめて書けばいいのです。
 
 ■主要な法要スケジュール
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